mysqld.sockが作成出来ない

mysqld.sockの場所をRPM標準の/var/lib/mysql/mysqld.sockから/tmp/mysqld.sockに変更したらmysqlが起動しなくなった件

/var/log/mysqld.logを見ると、
[code]
2016-04-27 19:04:34 19904 [ERROR] Can’t start server : Bind on unix socket: Permission denied
2016-04-27 19:04:34 19904 [ERROR] Do you already have another mysqld server running on socket: /tmp/mysql.sock ?
2016-04-27 19:04:34 19904 [ERROR] Aborting
[/code]が記録されていた。

Permission denied?
/tmpディレクトリのパーミッションも777なのに?

su -c “touch /tmp/mysql” mysql
でファイル作れるよ?

調べた結果、/var/log/audit/audit.logに以下のログを発見。
原因はselinuxだった。

[code]
type=AVC msg=audit(1461749417.909:7600470): avc: denied { module_request } for pid=22742 comm="mysqld" kmod="net-pf-10" scontext=unconfined_u:system_r:mysqld_t:s0 tcontext=system_u:system_r:kernel_t:s0 tclass=system
type=SYSCALL msg=audit(1461749417.909:7600470): arch=c000003e syscall=41 success=no exit=-97 a0=a a1=1 a2=0 a3=7fff608ad190 items=0 ppid=22480 pid=22742 auid=528 uid=27 gid=27 euid=27 suid=27 fsuid=27 egid=27 sgid=27 fsgid=27 tty=pts15 ses=695500 comm="mysqld" exe="/usr/sbin/mysqld" subj=unconfined_u:system_r:mysqld_t:s0 key=(null)
type=AVC msg=audit(1461749417.911:7600471): avc: denied { create } for pid=22742 comm="mysqld" name="mysql.sock" scontext=unconfined_u:system_r:mysqld_t:s0 tcontext=unconfined_u:object_r:tmp_t:s0 tclass=sock_file
type=SYSCALL msg=audit(1461749417.911:7600471): arch=c000003e syscall=49 success=no exit=-13 a0=c a1=7fff608ad1e0 a2=6e a3=0 items=0 ppid=22480 pid=22742 auid=528 uid=27 gid=27 euid=27 suid=27 fsuid=27 egid=27 sgid=27 fsgid=27 tty=pts15 ses=695500 comm="mysqld" exe="/usr/sbin/mysqld" subj=unconfined_u:system_r:mysqld_t:s0 key=(null)
type=AVC msg=audit(1461749433.190:7600472): avc: denied { module_request } for pid=24545 comm="mysqld" kmod="net-pf-10" scontext=unconfined_u:system_r:mysqld_t:s0 tcontext=system_u:system_r:kernel_t:s0 tclass=system
[/code]

setenforce 0を実行後、mysqldの起動が出来るようになった。

/etc/sysconfig/selinuxをみると、SELINUX=disabled
になっているので、誰かが手動で有効にしていたんだろう。

windows用カスタムインストールメディアを作成する

サーバーに新規にWindowsをインストールする時、Windows標準のドライバではデバイスを認識しない事がある。

RAIDカードのドライバが合わなければインストールすら出来ないし、
インストール出来たとしても、NICドライバが合わなければ、USBメモリ等にドライバを入れておいて後からインストールする等、めんどくさいです。

Windowsのインストールメディアを元に、
・RAIDドライバの追加
・NICドライバの追加
・Windowsサービスの有効化(SNMPサービスなど)
を行ったカスタムインストールメディアを作る事が出来たので、素人がハマった箇所をメモします。

基本的な手順は、
http://www.vwnet.jp/Windows/WS12R2/AddDriver/AddDriver2ISO.htm
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hh825099.aspx
などを見て下さい。

作った環境は以下になります。
クライアント: Windows 10
メディア  : Windows Server 2008 R2
サーバー  : DELL PowerEdge R720
RAIDカード : PERC H710P Mini
ネットワーク: Intel(R) 10G 2P X520 Adapter 、Intel(R) GbE 4P I350-t rNDC

ハマった箇所(1)ドライバファイルの在り処
DELLのドライバは、実行ファイル形式(exe)で提供されています。
そのままでは追加が出来ないので、ドライバーファイルだけに抜き出します。

http://www.dell.com/support/home/jp/ja/jpdhs1/Drivers/DriversDetails?driverId=XYPYC&fileId=3481042880&osCode=WS8R2&productCode=poweredge-r720&languageCode=jp&categoryId=SF


http://www.dell.com/support/home/us/en/19/Drivers/DriversDetails?driverId=W205T
からドライバファイルをダウンロードし解凍します。※Windows標準機能で解凍できました。

<< RAIDカード >>
SAS-RAID_Driver_XYPYC_WN64_6.803.21.00_A07.EXEを解凍します。
解凍後、SAS-RAID_Driver_XYPYC_WN64_6.803.21.00_A07\payload\にドライバーファイルがあります。

<< ネットワークカード >>
SAS-RAID_Firmware_F9M2Y_WN64_21.3.2-0005_A07.EXEを解凍します。
解凍されたフォルダを見ると、Winx64.pkgというファイルがあるので、これも解凍します。
解凍後、Network_Driver_W205T_WN64_17.0.0_A00\Winx64\Winx64にドライバー群があります。
今回のネットワークカードに必要なドライバーは、PRO1000とPROXGBの2つになります。

ハマった箇所(2) boot.wim と install.wim
各サイトを流し読みしていて気付くのが遅れてしまい、無駄に時間を使ってしまったので。
細かいとこは分かりませんが、以下の認識で間違っていないと思う。
boot.wim   ・・・ RAIDカードなどのWindowsのインストールに必須のドライバーを追加
install.wim ・・・ ネットワークカードなど、後からでもいいドライバーの追加、Windows機能のデフォルト値変更、レジストリ変更もここ

indexを適切に指定しないと間違った場所にドライバを追加してしまう事になる為、
必ず
Dism /Get-WimInfo /WimFile:”インストールメディアのPATH\sources\boot.wim”
Dism /Get-WimInfo /WimFile:”インストールメディアのPATH\sources\install.wim”
を実行して、indexを確認してください。

レジストリ変更と、アプリケーション追加は試していないので、試したら追記します。

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